【SDGs企業に突撃取材#009】子ども一人ひとりの「その子らしく」を叶える居場所をつくりたい「小さな森の学童」戸倉さん

ヒトにスポットを当てたSDGs取り組みについて取材する「突撃取材第九弾」は、2021年7月堺市にオープンした民間の学童保育「小さな森の学童」さんにインタビュー♪「『とことん!その子らしく』が出せる場所」をコンセプトに、子ども一人ひとりに丁寧に寄り添う戸倉さんにお話しを聞きました。

学生の頃から子どもたちの場作りに興味関心が高かったという戸倉さん。自身の原体験から生まれた学童は、子どもたちが伸び伸びと過ごせる場所となっているようです。取り組みのキッカケや今後の展望について、ご紹介します!

Q.どのような取り組みをされていますか?

A.「堺市にて、民間の学童保育を運営しています。学童で過ごす時間は学校より多いため、(学校1200時間、学童1600時間)子どもたちがリラックスして過ごせる第二の家を目指しました。場所も一軒家にし、親戚の家に遊びに来たようなアットホーム感がある場所を目指しています♪」

Q.学童を始めたキッカケは?

A.「私が小学生時代、人には言いにくい悩みを抱え、精神的に不安定だったことがあったんです。悩みを持つ子どもに対して、大人がケアできる環境をつくろう! そう思ったことがキッカケです。」

Q.具体的にはどの様な施策をされていますか?

A.「一人ひとりと向き合うため、少人数にこだわっていることが特徴です。1人のスタッフに対し、子どもは7人(厚労省の定めはスタッフ2人に対し、子ども40人)。過ごし方も、スタッフが一方的に決めるのではなく、子どもたちが決めています。作戦会議をし、やりたいことをできるように…そしてそれができる環境をサポートしています♪」

Q.その結果としてどの様な事が得られましたか?

A.「子どもたち一人ひとりが安心して熱中できる場所ができていると感じます。食事も、食品衛生責任者が常駐し手作りのごはんをつくっているのですが、それだけではなく、食事の時間をより楽しめるようキャラデコのオムライスを作ることがあります♪」

「あとは、習い事の送り迎えや利用中の子どもの様子を細かく伝えるなどをし、ご家族はもちろん、周囲の方々や習い事の先生・学校の先生と連携で見守れる環境をつくっています。ご利用いただいている保護者の方からは『子どもが毎日笑顔で学童へ行く』『充実した日を送れている』といったお声をいただけています♪」

Q.今後の展望や課題はありますか?

A.「子どもたちを見守る地域の輪を、もっと広げていくことが課題です。寄り添える大人・安心できる環境を増やしていきたいと考えています。」

取材したMUga/MUchuスタッフより

「戸倉さんのお話しを聞いていると自身の子どもの頃を思い出しました。田舎育ちだったため、周りの大人全員に見守られていた気がします。今は関わりを持つタイミングが少なくなっているのかもしれません。大人が子どもたちの安全・安心のために輪を広げる…とても大切なことだと感じました。」

さいごに…

一人ひとりを重んじる「小さな森の学童」という温かな居場所は、多くの子ども…そしてそのおやごさんやご家族の助けになっていることでしょう。戸倉さんの想いが広がっていくよう「障がい者手作りスイーツブランド MUga/MUchu」も応援しています!

[取材協力]

小さな森の学童
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